どんな物件

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「どんなミシンでも修理致します」と書かれた脇に手書きで「二千円で」と書かれているのでした。これは大胆な宣言だと思ってしまうわけです。確かに金額が書いてないと,どんなにふっかけられても文句言えないわけで,客も不安になるけれども,二千円に限定してしまうというのはお店の方が心配になるのでした。
 世の中いい人ばっかりじゃないですからね。粗大ゴミの中にあったミシンを次々に運び込んでくるやつとか,世界最古のミシンを持ち込むやつとか,地球探査にやってきたエイリアンが「宇宙ミシン」を持ってきたりしないかと思ってしまうのでした。