日本海タワー周辺その1
日本海タワーと言えば,新潟が誇る「ゆる名所」でありますね。
まぁ,新潟の名所というのは外から見ればたいがいがユルいものであるような気もしますが。でもそのユルいところが新潟の新潟たるユエンであるような気もするわけでした。
もちろん,私も嫌いではないんであります。むしろ,そのユルさゆえにわびさびすら感じてしまい,全国的に有名になって本当の名所になったりしなければいいがなぁ,とさえ思ってしまうほどであるんでした。

その日本海タワー。上のほうは25分ほどで一周して新潟市内を一望できる展望室になっていて,それがメインの施設のように思われているわけですけれども,もともとは展望施設ではなく,配水施設なんでした。新潟市内に水を行き渡らせるための施設。
だから,高いところにあるわけでありますね。それゆえ,周辺には坂や階段が見受けられるんでした。
もちろん,入り口にも階段があるわけであります。このコーナーでは,基本的に道路の一部であって通り抜けのできる階段を扱っているので,このような建物に付属する階段というのは一応対象外であります。
しかし,この階段はちょっといい感じでありますね。レンガ色というか夕日色というか,ちょっとくたびれた感じのゆるやかな階段は,ゆる施設・日本海タワーによく合っているような気がするんでした。

日本海タワーのすぐ近くにある階段。
階段自体の形状は特に面白みもないですけれども,ご覧の通り階段を上りきったところは塀になっていて,行き止まりなんでした。絵に描いたような無用階段・トマソンであります。
写真では切れている右側にはちゃんと使える階段があって,上のレオパ○スへはそちらから行けるわけですけれども,こちらの階段はなぜか閉ざされてしまったようなんでした。
私も一応上ってみましたけれども,上ったら下りてくるしかない階段であります。さらに下のほうにはゴミ置き場が設置されていて,無用階段ぶりを際立たせているんでした。
そのゴミ置き場で完全にふさがれていれば,上り下りのできない「かつて階段だったもの」になってしまうわけですけれども,まだ隙間を通って一応上り下りができるために,虫の息ながらもまだ「とりあえず階段」であり続けているようなんでした。
まぁ,これは本編「ご近所路上観察ファイル」の方でとりあげるべき物件だったかもしれませんが。

こちらは,日本海タワーをはさんで無用階段の逆側にある階段であります。
こういった階段は,上っていいやら悪いやら悩むんでありますね。プライベートな階段はコーナーの対象外だし,そういうところに入ってキョロキョロしてたら不審者だし。
この階段も最初はそういうことで上れなかったわけですけれども,別方向から小さな路地を歩いていたらこの上のほうに出たので,通ってもいい階段だとわかったんでした。
それでも,何軒かのお宅だけしか使わない階段だと思うので,あんまりヨソモノは入っていかない方がいい階段なのかもれませんけれども。
ただ,この階段のたたずまいはちょっとシブくていい感じであります。

こちらはちょっと日本海タワーからは離れますけれども,まぁすぐ近くであります。歩道の最後というか最初というかに,3段だけある階段。
この階段を上って歩道を歩いても,行く手にはゴミ置き場とカーブミラーがあって,だいぶ狭くなっているんでありますね。
そしてその狭いところを抜けていっても,その先では大きな木が歩道全体を覆っていて,車道に出ざるを得なくなっているんでした。
これなら最初から車道を歩いていけばいいわけで,これもある意味無用階段であるようなんでした。
この道の先には猫山ミャーオ病院という冗談のような名前の病院(実際には漢字で猫山宮尾病院であり,規模も大きく由緒も正しく河童伝説さえあるという立派な病院ですが)があって,さらにその先はかなり急勾配の長い下りの坂道があるんでした。その坂道に階段があればスゴイ階段になりそうなんですけれども,残念なところであります。
んー。今回ちょっと路上物件っぽい階段が多くなってしまったなぁ。
新潟市中央区。