内野大神宮

内野大神宮
(内野町)


 


 内野駅に近く,巻方面へ車を走らせていれば必ず目に入る神社。それゆえ,いつも車の窓からチラリと見て「あー。普通のこま犬だなぁ」と思って通り過ぎていたのでした。
 で,今回初めて歩いて行ったわけなんだけれども,やはり実際に入ってみなければいけませんね。遠目で見て判断しちゃいけない。こま犬はなかなか個性的なんでした。

 形自体は面白味のない量産タイプなんですけれどもね。この充血した目。および真っ赤な口。んー,悪のこま犬って感じですねぇ。まぁ,こま犬というのは元来こういう化粧をしているもので,年月が経つにつれてその化粧が落ちていくのかもしれないけれども。
 なんせ平成11年,これを書いてる時点では去年出来たばかりのものなんで,生き生きしているのでした。



 そして,さらに社前には檻に入ったこま犬が1対いて,こちらは安政6年(1859)のもの。「遭難しかけた船の前に老翁が現れて道を示したので助かって云々」という由来の札がかかっているのでした。こんなこま犬がいるのも,実際参拝してみなければわからなかった。
 いやホントに自分の足で歩くというのは大事でありますね。