山祇社

山祇社
(赤塚)


 


 ここも前の諏訪社と同じように,小さな祠があって,コップに入った水が備えられていた。同じ人がやってるんだろうか。
 それはそれとしてこま犬を見ると,阿形は構え型なのに,吽形の方は伏せの形で,スフィンクスみたいな格好をしてる。で,よく見ると,体が真っ二つに割れているのでした。

 どうやら(当たり前だけど)吽形も構えていたんだけど,胴体が真っ二つに割れてしまい,さらに足も失ったらしい。その下半身をそのまま上半身にあわせただけなんで,ちょっと見,「伏せ」の形になっている。よく見ると阿形の方もしっぽの先が無くなっていて,なにか大変なことがあったのかもしれない。制作は明治22年。
 そういえば,前の諏訪社の吽形の台座も割れていた。何があったんだろ。