藤戸神社

藤戸神社
(松崎1355)


 


 ああっ。吽形のこま犬,うまく撮れてなかったよぅ。ごめんなさい。そのうち撮り直しするから,たたらないで。
 最近,昔使ってたコンパクトカメラをひっぱりだして使ってて,やっぱり安物デジカメよりもいいなぁと思ってたんだけど,こういう失敗は出来上がりをみないとわかんないというのが欠点だなぁ。

 まぁそれはともかく,この藤戸神社。松崎というところにあるんだけれども,新潟市の人には河渡(こうど)の先と言った方がわかりやすいでしょうか。河渡から松崎のあたりというのは昔からの土地のようで,古くからの石仏が残っていたり細い道がうねうねしていたりと,タイムトリップ感を感じるところ。
 神社自体もかなり古い,由緒のある神社のようで,この辺の集落の中心地であったんではないかと思われるのでした。いや毎度のことながら私が思ってるだけなんですが。

 こま犬はおすわり型で阿形の方が子どもを連れて玉を持っているというタイプ。親の前足の間から顔を出し,玉をかかえている子どもがかわいらしい。親は右顔面が欠けてしまっていてかわいそうだけど。
 台座には「皇紀二千六百年 聖戦 従軍凱旋紀念」と書かれてるんで,その当時,昭和15年ころのものなんでしょう。

 さらに鳥居前にもこま犬がいるのだけれども,こちらはもうぼろぼろになってしまっていて,吽形の方はその形跡しか残っていない。何があったのやら。
  

 それでも阿形の足元には缶のようなものが置いてあって,誰かが水か何かを供えているようでもあり,大事にされているような感じを受けるのでした。
 やはり地域に密着した神社というのはよいね。
 しかし,私が神社にいる間中頭上でカラスが騒がしかった。私が神社内を移動すると,ついてきて頭上で鳴いている。ちょっと怖かったぞ。あるいは,写真がうまく撮れてないということを警告してくれていたのか?