Win版PageMakerにおいて、プリンタドライバ環境を切り替えたときに発生する組版のズレを防ぐTipsです。(バージョン6.53J、7.0Jで確認)
書類設定
組版が崩れるので、
ctrl+z (もしくは編集(E)-アンドゥ(U))
Ctrl+Z (もしくは[編集(E)]-[元に戻す(U)ページ設定 ^Z])
とキーインすると、組版が元に戻ります。
書式設定のプリンタのところは、正常に切り替わったままです。
Win版PageMakerは、パブリケーションファイルに制作した環境のプリンタドライバ、そのドライバの接続ポートが記憶されています。なので、環境が変わると、プリンタドライバが違うという旨のメッセージが出て、仮想のプリンタドライバ環境「?DISPLAY on None」が利用されます。
▲プリンタドライバ環境が変わると表示される警告
▲ドキュメント設定に現れる「?DISPLAY on None」
そのままの状態でも、組版は崩れておらず、出力はできるのですが、元の環境でプリンタドライバから提供されている仮想フォント(デバイスフォント)を使用している場合、「?DISPLAY on None」のままだと、仮想フォントが存在しないので指定されたフォントで出力されません。
そこで、プリンタドライバ環境を、PostScript
今回のTipsのように、アンドゥすると、字送りの再計算がアンドゥされ、プリンタドライバ環境はアンドゥされないようです。