えちご源流愛好会トップ渓流釣り入門>魚を取り込む

●魚を取り込む

魚が弱ってきたら、いよいよ取込みです。
人に頼らずに、自分で取り込みましょう。人から取り込んでもらおうとすると、魚が驚いて暴れたり、ラインが体にあたって切れたりします。あとあと、気まずくなるので、人に頼らないようにします。
世話人はできるだけバラしたくないので、かかったらすぐに取り込みやすい長さに竿を縮めながら、取込み場所に移動し、タモを構えて魚をタモへ誘導します。タモですくおうとすると魚は逃げるので、あらかじめ構えたタモに魚を誘導してやるのがコツです。

◆タモ網(ランディングネット)

魚が弱ってきて、寄ってきたらネットで取り込みます。竿をコントロールして魚をネットに寄せるようにします。逆にネットを動かしてすくおうとすると、魚はおどろいて暴れます。水面にネットを構えて、魚を誘導するようにして取り込みます。
この時、ラインを手でつかむとあっという間に切られます。ロッドの弾力が有効でなくなったとたんに、ラインに負荷がかかる為です。ルアーでもエサ釣りでも、ラインを手でつかんでの取込みはだめです。

◆抜き

タモ網で取り込まずに、一気に陸へ釣り上げてしまうことを「抜く」といいます。サイズの小さい場合や、源流部でポイントを荒らしたくない時などは、抜き上げてしまったほうが良い時があります。
魚の向いている方向へ抜きます。無理に引っ張っても抜き上げられないので、陸の方を魚が向いた時に抜き上げます。アユ釣りのように抜きあげた魚が、タモに収まるようになれば一流です。
あまり勢い良く抜くと、宙を飛んで、そのまま頭上の枝に引っ掛かってしまうので加減しましょう。

◆ズルズルと

砂地ならばズルズルと引きずり上げることもあります。源流のルアーの場合ならば、どんな場所でもラインとロッドに頼り切って、引きずり上げてしまいます。

Copyright (C) 1996- TUNNEL
<サイト内のどのページでもフリーリンクです。
えちご源流愛好会トップ渓流釣り入門>魚を取り込む