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>渓流の魚と動植物
●渓流釣りの対象魚や生息生物、植物
自然にはたくさんの生き物がいます。私は魚も釣りますが、それ以外の獲物も持って帰ります。十数年前、学生の時、生き物に関する事を専攻していました。無理矢理覚えさせられた事は、忘れるのも早いものですね。いまではほとんどの固有名詞を忘れました。虫や花の名前を聞かれても、答えられません。確かに覚えていたはずなのですが...
自分で興味を持って覚えていれば良かったなと反省しています。
そこで、もう一度、渓流の動植物について(菌類も含む)まとめようと思います。
写真を撮ったものから、随時アップします。おたのしみに!!
◆渓流釣りの対象魚たち
イワナ
25cmほどの天然イワナです。分類に関しては諸説あります。今西錦司著「イワナとヤマメ」などを参考にするのも面白いかもしれません。食べるのならば、20cm以下のものがお勧めです。大きいイワナはあまり美味しくありません。
アメマス
ヤマメ
サクラマス
アマゴ
サツキマス
カジカ
◆動物たち
ツキノワグマ
ニホンカモシカ
ニホンザル
Macaca fuscata
群れで移動しているのをよく見かけます。昔は珍しかったようですが、今では農作物への被害が深刻になっているそうです。人間がそれだけ進出しているということなのでしょうか?襲われるのが恐いので、あまり刺激しないようにしていますが、戦っても負けません!!
シマリス
◆魚の餌となる虫たち
カワゲラ
カワゲラの幼虫です。種類まではよく分かりません。釣りエサとしては一押しです。大きいものほどお勧めです。写真のやつは5cm近くある立派なカワゲラです。
ときとして、カワゲラを集めるのに手をやかされることあります。そんなときに魚釣りを忘れて、カワゲラ捕りに熱中している自分に気付くときがあります。大バカです。
クロカワムシ
ざざ虫と呼んで、食用にする地方もあります。ちょっとグロテスクですが、ちゃんと釣れます。タモをかまえて石をはぐると、カワゲラにまざって捕ることができます。
ブヨブヨ
正しい名前は知らないのですが、世話人達の間では、通称「ブヨブヨ」とよんでいます。たまに川虫を捕っているタモに入っていることがあります。クロカワムシと似ているように見えますが、実物は全然違います。おおきなものだと大人の小指ほどの大きさになり、もっぱら大物専用のスペシャルベイトとして珍重されています。もし、正式名称を知っている方がいましたら教えてもらえるとうれしいです。
カゲロウ
バッタ
カエル
トウホクサンショウウオ
Hynobius lichenatus
たぶんトウホクサンショウウオです。これはまだ子供です。エサを捕っていると、川虫と一緒にとれることがあります。半透明で美味しそうなのですが、まだ食べたことはありません。また、釣りエサとしても使ってみたことがないので、サンショウウオの釣りエサとしての可能性は、未知数です。
サンショウウオは、きれいな水のある環境でしか生息できないそうです。新潟にはこの他に、クロサンショウウオやハコネサンショウウオなど数種類のサンショウウオが生息しているようですが、残念ながらオオサンショウウオはいないらしいです。
◆食べれるものや樹木など
コゴミ(クサソテツ)
Matteuccia struthiopteris
ちょっと湿っぽく、日当たりの良い場所にまとまって生えます。世話人は茹でたものをごま和えにしたり、マヨネーズで食べたりします。
カタクリ
Erythronium japonicum
日当たりの良い斜面に生えます。根からカタクリ粉がとれるようですが、恐れ多くてとったことはありません。開花するようになるまで数年かかるらしいです。渓流沿いでは見かけませんが、早春の林道では紫の花が目立ちます。
エンレイソウ
Trillium smallii
湿っぽくて、木のかげなどの半日陰に生えます。これでもユリの仲間らしいです。延齢草の字をあてるようです。えちごには近縁のミヤマエンレイソウもあったような気がします。たしか花が白かったのがミヤマだったような...
食べたことはありません。食べれるのかどうかも分かりません。
ゼンマイ
Osmunda japonica
食べれるように加工するまで手間がかかるので、あまり取ってきません。険しい斜面等で日当たりが良い岩場に生えます。新聞等での「山菜採りで遭難」の記事になるケースは、ゼンマイとりの場合がほとんどのような気がします。
タラノキ
Aralia elata
日当たりの良い斜面や河原、土手などに生えています。新芽は「タラノメ」として、天ぷらなどで食べます。その年の新芽を食べるので、全部取ってしまうのはタラノキにとっては災難です。
コシアブラ
Acanthopanax sciadophylloides
タラノキと同様に新芽を天ぷら等で食べます。少しクセがありますが、山菜の王様の名に恥じないすばらしい味覚です。世話人的には、一年に一回食べれば十分です。
ウド
Aralia cordata
写真のウドは、食べるには育ち過ぎです。生で食べることのできる数少ない山菜です。日当たりの良い土の斜面等によく生えます。山で採れるものは、香りがよく、世話人的には一番好きな山菜の一つです。
ウルイ(オオバギボウシ)
Hosta montana
世話人の地元ではウルイの名で親しまれています。沢ぞいの岩場などに群生しています。ゼンマイと同じような場所を好むようです。世話人は一番外側の葉を残すように採っています。さっと茹でて、おひたしにして食べると、クセもなく美味しいです。
ブナ
ミズナラ
フキ
ワラビ
キノコ
◆危険な生物
スズメバチ
ニホンマムシ
Agkistrodon blomhoffii
水辺の日当たりの良いところにいるので、渓流釣りをしていると見かけることがあります。いちど気付かずに踏んでしまったことがありましたが、幸い噛まれませんでした。噛まれても死ぬことは少ないらしいですが、ものすごく腫れて、痛むようです。噛まれないのが一番ですね。
メジロアブ
8月はこいつに悩まされるので、釣りを休むことにしています。河原の石の間などに潜んでいるようです。動いているものに反応するようで、5分くらいじっとしていると離れてゆきます。また、停車直後の車のボディにもアタックしてくるので、温度にも反応しているようです。
ヤマビル
Haemadipsa zeylanica japonica
ヤマビルです。大きいものは5cm以上あります。民家の近くにいるコウガイビルなどとは全く違う属です。水中にいるチスイビルなどとも違います。結構すばやい動きで、衣類の隙間などから入り込み血を吸います。世話人も何度か吸血されました。指でつまんで引っ張れば取れます。傷口の治りかたは、どれくらいの時間吸われたかによって異なりますが、数週間血が止まらないこともありました。世話人はアレルギー体質(血液検査で非特異的IgEが2700IU/ML以上でした。通常は250IU/ML未満のようです。)なので吸われた場所が、手のひら大に腫上がります。
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